僕等はここにいる
□浮遊閑話
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6 オマケは豪華に&あとがき
罠にはまったルークとアッシュ。
目の前には大きな扉。
通れるのはどちらか一人。
ルークは一緒に行きたくて、でもアッシュはそれが無理だからとルークを進ませようとする。
どっちも譲らなかった。
『あ〜あ、ケンカなんざしてる場合か?』
呆れたように呟く。
実際呆れてんだけど。
つうかさ、どう考えても『ルーク』専用なこの罠になんで本当にかかるかな。
しょうがないなぁ。
ある意味1歳にも満たないルークはともかくアッシュは10代後半の癖に世話の焼ける。
『まったくどっちが年上なんだかな』
苦笑しながら、思念体になってから大得意になった音素の操作を隠れたままご披露する。
まだまだ表には出なくていい。
その前に親友に会わなくては。
突然開いた扉に呆然とする2人を笑いながら俺は一足先に進んだ。
『役者は揃った!さぁ幕を開けろ!!』
* * * * *
あとがき
アークさんの一人旅、これにて終了。
しかし本番はこれからです。
アークさん的にはまだ劇は始まっておりません。
これから始まるのは喜劇。
お楽しみいただけるようにがんばります。
ラストへの伏線を多々いれさせていただきました。
あと説明は〜。
メイドさんには名前をつけておりません。
とりあえず妙に勘のいい女性。
容姿も特に決めてないです。
それからシンクが親友でした。
贔屓万歳。
何気重要キャラ。
それではここで失礼。
H21.7.28. 桜璃